隠れたテーマ「エコ」
もうひとつ、今年のJavaOneにおける隠れたテーマについて触れておこう。それは「エコ」。公式サイトにも専用のページが用意されているように、今年のJavaOneでは環境に対して非常に気を配っていたという。特に紙の使用量を減らすことに力を入れたとのことで、広告や招待状を全てオンラインに切替え、ブースでの印刷物も最小限に抑えることによって、上記サイトにも書かれているように合計で4.63トンの紙の節約を実現したそうだ。
また、会場には無料のドリンクコーナーがあり、コーヒーや紅茶、缶ジュースなどが配られている。例年ではそこにミネラルウォーターのペットボトルもあるのだが、今年は置かれていなかった。これも「エコ」に配慮した結果だとのこと。紙コップや食事用の紙皿なども土に還る素材のものを利用しているという徹底ぶりだ。
その他、「Bike to JavaOne」プログラムとして参加者や従業員が自転車を使うことを推奨し、Moscone Centerの前に警備員付きの駐輪場を設置するという試みも行われていた。
JavaOneで得られるもの
今年は筆者にとって3回目のJavaOneとなった。メディアの人間が言うことではないが、インターネットがこれだけ発達した現在では、JavaOneに参加しなければ得られないという情報はほとんどないだろう。それでもわざわざサンフランシスコにまで行く価値があるのか。私は「ある」と断言したい。
JavaOneの魅力、それは技術の発表だけではない。世界中から集まってくるJavaに関わる人々と直接顔を合わせ、質問し、議論する。自分たちの作ったプログラムを自慢し合っている人も見かける。人との出会い、それによる刺激こそがJavaOneの最大の魅力であり、サンフランシスコに来なければなかなか味わうことのできないものだ。来年のJavaOneは6月2日から5日に開催されることが決まった。皆さんもぜひ足を運んでみてほしい。
読者プレゼントのお知らせ
今年もJavaOneに行ってきた小誌編集部から、モスコーンセンターで購入したJavaグッズを抽選で1名様にプレゼントします。
- Dukeが青白く光るUSBポート
- Dukeマグネット(5個入り)
- JAVAロゴ入りボールペン
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