マルセイユ

南仏プロヴァンスの港町マルセイユは、ブイヤベースやデュマの小説『巌窟王』の舞台ともなったイフ城が有名だが、見どころはまだまだ点在している。地下鉄、バス、トラムウェイの全路線が無料となる「City Pass」を使えば、安く効率よく町を巡ることが可能だ。

「City Pass」

【料金】1日パス20ユーロ、2日パス27ユーロ
【利用できる主な場所と特典内容】(無料)マルセイユ歴史博物館、海洋博物館、イフ島(往復連絡船含む)/(その他特典)指定店でのショッピング 10%割引き
【観光局】マルセイユ観光局

ストラスブール

遊覧船は、ストラスブールでも最も美しいプティット・フランス(小フランス)へ
(C)LefrancTourisme de Strasbourg et sa Region Photographe:Jacques HAMPE

アルザス地方の中心地ストラスブールには、ドイツの雰囲気も漂っている。世界遺産に指定された旧市街には、木組みの古い家が建ち並び印象的。「Strasbourg-Pass」を使うと、 フランスで1番美しい教会建築のひとつといわれる大聖堂の屋根にも無料で上がることができ、すばらしい風景を眺められる。


「Strasbourg-Pass」

【料金】 11,40ユーロ(3日間有効)
【利用できる主な場所と特典内容】(無料)美術館・博物館の1ヵ所目、大聖堂の屋根、バトームーシュ(クルーズ)/(半額)美術館・博物館の2ヵ所目、自転車半日レンタル、ミニ・トラムツアー/(その他特典)指定店でのショッピング 30%割引き
【観光局】ストラトブール観光局

トゥールーズ

フランス南西部に位置するトゥールーズは、エアバスなどが本拠地を置く航空産業の町。旧市街にはレンガ造りの建物が軒を連ねていて、「バラ色の町」とも呼ばれている。「トゥールーズを自由に」という意味のパスの内容はとても充実していて、宿泊施設にも適用されるのが大きな特徴だ。

Toulouse en liberte(トゥールーズ・アン・リベルテ)

【料金】10ユーロ(1年間有効)
【利用できる主な場所と特典内容】4つ星・3つ星ホテル 最低限30%の割引き+朝食サービス、2つ星ホテル 30%割引き、1つ星・星なしホテル 10%割引き/(半額)オーギュスタン美術館(ロマネスク様式の彫刻等)、アバトワール美術館(近現代アート)、ジャコバン修道院/(その他特典)指定店でのショッピング 10%割引き、パートナーレストランでの食前酒1杯サービス、ゴルフ場での割引き(10%~20%)
【観光局】トゥールーズ観光局

その他都市のシティーパス

エリア シティーパス名 料金 取り扱い観光局
ナント(ロワール地方) Pass Nantes 1日パス16ユーロ、2日パス27ユーロ、3日パス32ユーロ ナント観光局
アンジェ(ロワール地方) ANGERS City Pass 1日パス14ユーロ、2日パス21ユーロ、3日パス26ユーロ アンジェ観光局
レンヌ(ブルターニュ地方) Rennes CITYPASS 13ユーロ(2日間有効) レンヌ観光局
リール(北フランス・ノール地方) City Pass City Pass 1日パス18ユーロ、2日パス30ユーロ、3日パス45ユーロ リール観光局
アミアン(北フランス・ピカルディー地方) Amiens City Pass 8ユーロ(1年間有効) アミアン観光局
ナンシー(ロレーヌ地方) CITY PASS NANCY CULTURE、CITY PASS NANCY LOISIRS CULTURE 9ユーロ(その年の12月31日まで有効)、LOISIRS 13ユーロ(5月1日から10月31日まで有効) ナンシー観光局
アヴィニョン(プロヴァンス地方) Avignon PASSion 無料 アヴィニョン観光局
モンペリエ(ラングドック地方) City Card Montpellier 1日パス14ユーロ、2日パス20ユーロ、3日パス26ユーロ モンペリエ観光局

フランス政府観光局によると、2008年5月末日現在、紹介した13都市がシティーパスを導入しているという。今後も、ミュルーズ(アルザス地方)、ル・アーヴル(ノルマンディー地方)、ルーアン(ノルマンディー地方)、メッツ(ロレーヌ地方)などでシティーパスが導入される予定となっている。ぜひフランスへ行く際にはシティーパスを利用し、お得な旅を満喫してほしい。