「Serendipity」特別メニュー

パレット皿八寸、1995 Champagne Bruno Paillard"Nec-Plus-Ultra"

「ふかひれ姿煮すっぽん茶碗蒸し」。ワインは「2005 Château Pape Clément Blanc」と「2005 Château Haut-Brion Blanc」

「ふきのとう田楽」、「2002 L'Extravagant de Doisy-Daëne」

「大とろ鮪しゃぶ」(写真左)と「稚鮎焼揚」。ワインは2品共に「2000 Château Pavie」、「2000 Château Cheval Blanc」

「松坂牛ロース治部煮」(写真左)と「鱧棒寿司」。ワインは2品共に「1990 Pétrus」

「メロンスープ ヨーグルトアイス添え」と「1948 Doisy-Daëne」

お菓子、抹茶

次々と運びこまれる色鮮やかな料理と貴重なワインの数々に会場中が酔いしれる内に、世紀の饗宴は幕を閉じた。イベント終了後、パーカー氏は「本当に楽しい時間を過ごすことができ、忘れられない一晩になりました。素晴らしい料理の数々、素晴らしい人達、素晴らしいワイン。これ以上何も望むことはできません。このような夜はもうないだろうと思います」とコメント。ロブション氏も「ワインというのは博物館に展示されているような芸術品ではなく、料理と同じように、生きているものだということが実感できる夜でした」と語っていた。

"世界に通用する和食"を披露してくれた湯木氏も「フランスの偉大なワインとのコラボレーションができたことを感謝しています」と語り、終始笑顔を見せていた。日本の伝統料理と極上のワインとの見事なまでのマリアージュを目の当たりにし、料理の奥深さを改めて感じさせられたイベントであった。次回の開催はいつになるのだろうか、そしてどんなコラボレーションが生み出されるのだろうか。"奇跡の瞬間"にまた立合いたいものである。