準決勝からはステージに設置された2×2のプレイデスクでタイムアタックが行われた。クエストは「大連続狩猟」で、狩猟モンスターは"ババコンガ亜種"と"ショウグンギザミ亜種"、そして"ナルガクルガ"という手ごわい相手ばかり。タイムアタックというルールを考慮すると、緻密な戦略と2人のチームワークが何より大切となる。しかし、さすがは準決勝まで進んだ猛者たち。どのチームも「15分以内でクリア。また、6回力尽きた場合は記録ナシ」という条件でも脱落するなんてことはなかった。
激戦の末、第1位が「Effort Cristal(名古屋代表)」、第2位に「もうゲネポ(大阪代表)」、第3位が「タレメ(福岡代表)」、第4位に「かりんちゅ(東京代表)」というチームが勝ち残った。ここまで勝ち残るチームとなると、観覧者はもちろん、制作・開発スタッフも驚愕するプレイスタイルを各々確立しており、ひとつひとつの動きに無駄がない。会場にいた誰もが「自分もあそこまでうまくなりたい」と、向上心をかき立てられたのではないだろうか。
決勝は「激昂した"ラージャン"討伐」という難関クエストに挑戦。結果は、2人とも太刀を装備して挑んだ「もうゲネポ(大阪代表)」が、的確な攻撃を繰り出しつつ神業的な回避を披露し、9分14秒43というタイムで見事優勝した。ちなみに準優勝の「Effort Cristal(名古屋代表)」は2人とも双剣を装備。鬼人化して乱舞しまくり、会場を大いに沸かせたが、12分30秒56というタイムに終わった(それでも驚異的な早さではある)。
そしてステージは表彰式へ。第1位から3位までのチームに賞状と「オトモアイルートロフィー」が贈呈された。ここで、優勝した「もうゲネポ(大阪代表)」チームのコメントを紹介しよう。あなたにとって『モンスターハンターポータブル 2nd G』とは? との問いに「僕の生活です」「すばらしいゲームです」と答えた2人。短い言葉の中に、このゲーム対する深い愛が込められているのを感じた。
カプコンの制作・開発側サイドからも会場に集った『モンスターハンターポータブル 2nd G』を愛する狩友たちへメッセージが送られた。「今回で2回目のフェスタとなるわけですが、参加・来場してくださった皆さんのおかげで、昨年以上に盛り上がることができました。これからも皆さんとの距離を縮めていきたいと思っております」と辻本プロデューサーがコメント。最後に歌姫が「始まりの唄」を熱唱し、「モンスターハンターフェスタ'08 ~最速ハンター日本一決定戦~」は閉幕した。
猛者たちの戦いのほかにも、見所満載だったイベント
会場のエントランスでは、講談社の「月刊少年ライバル」にて『モンスターハンターオラージュ』を連載中の真島ヒロ氏の原画コーナーや、イラストコンテストの応募作品を展示するコーナーなどが設けられていた。会場限定グッズも販売された物販コーナーにも長蛇の列ができ、中にはすぐに在庫切れになってしまったものも。また、オトモアイルーの人形や1/1の"タクティクス"などが展示されていたスペースの傍らで、オトモアイルーとシャーリーさん、レウス系基本装備を身に付けたハンターさんが記念撮影にひっぱりだことなっていた。
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