MSIのFuzzyシリーズ新製品
Mini-ITXマザーボードの「Fuzzy」シリーズを出しているMSIは、ブースで最新製品「Fuzzy GM45(MS-9818)」を展示。今年のCeBITでも出展されていたもので、メモリがSO-DIMMであるのは評価が分かれるところだが、強化されたグラフィック機能は魅力だろう。発売は8月頃になりそうだとか。
またAtomを搭載するシステムとして、「MS-9A06」も参考出品されていた。搭載マザーボードはMini-ITXの「MS-9825」。内部を見ることはできなかったのだが、バックパネルのレイアウトが明らかに異なるので、IDFで展示されたAtomマザーではないようだ(それにIDFに展示されていたマザーボードはMini-ITXではなくて少し大きかった)。
この製品がリテール向けに出ることはちょっと考えにくいが、同社によると、Atom搭載のスリムベアボーンなどは検討されているとのこと。そちらを期待して待ちたいところだ。
1万円を切る? Atomマザー
アスクのブースには、IDFでも展示されていたPC Partner製のAtom搭載Mini-ITXマザーボードが出展されていた。IDFでは製品名が出ていなかったが、今回の展示では「945GCIS7-AE9GC」という型番が明らかになっている。
データシートにはCPUの動作クロックなどに関する記述はなく、製品についてのアップデートは特にないが、注目すべきは、担当者が「リテールにも出す」と明言していたこと。IDFで展示があったAtomマザーのうち、実際にどの製品が日本の自作PC市場に出てくるかは不明だったが(各社でマーケティング戦略も異なるだろうし)、これで少なくとも1つは販売されることになりそうだ。ちなみに価格については、「1万円を切れれば」という話も出ていた。