THE GEESE

明治大学卒業の尾関(左)と早稲田大学中退の高佐(右)の高学歴コンビ。卒業式における体育館での位置取りをサッカーのフォーメーションに見立て、ホワイトボードを使って解説していくコントを展開。実はこの日、尾関は松葉杖が必要なほど脚を負傷していた。ケガを押しての強行プレーで爆笑レッドカーペット賞を受賞。

弾丸ジャッキー

元体操選手の松雪(左)と元自衛隊員の武田(右)による異色のコンビ。一方はインターハイの九州大会チャンピオン、一方は選りすぐりのエリート隊員と、その才能と実績をなぜかお笑いに注ぎこむ。得意の体操ネタ、自衛隊ネタのショートコントを交互に繰り返し、圧倒的な存在感を放った。

ラバーガール

第4回大会の決勝にも進出し、コントに絶対の自信を見せるコンビ。今回は何かと面倒くさいマッサージ店の店員を大水(左)が演じ、客の飛永(右)が迷惑を被るシチュエーションで勝負。徐々に温まってきた会場のボルテージを一気に引き上げ、東京ウォーカー賞を受賞。

オジンオズボーン

事務所の先輩アメリカザリガニの柳原を彷彿とさせるハイトーンボイスの高松(右)が篠宮(左)のボケにつっこむ漫才コンビ。今回は「自分の方がツッコミが上手い」と豪語する篠宮のおかしなツッコミを高松がつっこむという、ややこしくもリズミカルな漫才を展開。

マシンガンズ

滝沢(左)と西堀(右)が話すネタに、2人揃ってツッコミを入れる芸風。腹が立つこと、納得がいかないことなどをがなり立て、自虐的な笑いを作る。次々に展開されるネタの連続は、まさにマシンガン。

風藤松原

風藤(左)と松原(右)ともに線の細い体が印象的な漫才コンビ。「ああ、そうだ」と思い出す日常の嫌な出来事に、2人して女性口調で「ヤダねぇ」と同調し合うスタイル。独特の空気感を醸し出し、遅いテンポにかえって引き込まれる。

ななめ45゜

ボケ担当の岡安(左)、小ボケ担当の下池(中央)、ツッコミ担当の土谷(右)からなる3人組。十八番である岡安による車掌のものまねネタを今回も披露し、優勝してもおかしくないほど会場を沸かせた。締めはいつもの「はい、ななめ45°」のジェスチャー。

ナイツ

お笑いタレントはなわの実弟・塙(左)と、演歌歌手を母に持つ土屋(右)の漫才コンビ。内海桂子の弟子にして、三遊亭小遊三一門として寄席でも活躍中。塙の覚え間違いによる言葉遊びで畳み掛けるネタは、まるで落語を聞いているかのよう。漫才自体はオーソドックスながら最も会場を沸かせ、見事お笑いホープ大賞を受賞。「マイケルジャクソンのネタにしようか迷った(笑)」(塙)という、決勝で披露したSMAPのネタは必見。

オードリー

「K-1(ヘビー級)」にも出場したことのある春日(右)が意味不明なツッコミを繰り返し、若林(左)が厳しい言葉とビンタでたしなめるスタイル。常に胸を張った姿勢の春日が顔を赤くするまでビシバシ叩かれ、客席に強烈なインパクトを残した。

三拍子

必ず花柄シャツを着るギョロ目の高倉(左)とキレ芸でつっこむ久保(右)のコンビ。今回は大家族をネタにした漫才を披露。会場で赤ちゃんが泣き喚き、微妙な空気が流れる不運に見舞われるも、ネタは相変わらず高い完成度を誇った。

『お笑いホープ大賞 THE FINAL』決勝戦の模様は、6月9日にフジテレビで放送される予定なので、お笑いファンは是非チェックしてほしい。