各人に配布されるレシピ。自由に書き込んだり撮った写真を貼り付けてオリジナルレシピ帳に仕上げる

この日のメニューは、「帆立のあぶり いちご酢がけ」「簡単 竹の子土佐煮」「豚ロース肉焼き ふきのとう味噌添え」「竹の子と若布の和風リゾット」の4品。いずれも下ごしらえをのぞけば10~15分程度のクイック調理で完成する。にもかかわらず非常においしく、「食卓に花を添えるためにあともう1品! 」という時に便利な献立ばかりだった。また、別の材料を使ったバリエーションレシピや、さらにもうひと手間加えた発展系レシピなど、一流の料理人ならではのアイディアが次々に披露され、4品分以上のレシピを習ったかのようなお得な気分になれる。

「帆立のあぶり いちご酢がけ」

「簡単 竹の子土佐煮」

「豚ロース肉焼き ふきのとう味噌添え」

「竹の子と若布の和風リゾット」

なお、どのように下ごしらえをするか知りたい場合は、講座開始時刻より30分ほど早めにキッチンスタジオに入れば、オープンキッチンで下ごしらえする料理人の包丁さばきや下ごしらえのテクニックを見ることができる。もちろん、下ごしらえ中でも料理人に材料や下ごしらえ方法の質問をすることができる。

試食時はおのおの写真を撮ったり、講師に質問をしたりと自由な雰囲気だ

レッスン終了後の時間も有効活用

盛りつけに使われる器がディスプレイされおり、購入も可能

約2時間のレッスン終了後も、プロのように見える盛りつけ例が示されたり、講師と直接話ができる時間がたっぷりと用意されている。大勢の前で質問する勇気がないならば、この時間を狙ってみよう。講師も気さくに応じてくれるので、物怖じすることはない。普段なかなか話す機会がない料理人とお話しできるのも、クッキングスクールの醍醐味のひとつだ。また、レッスン終了後には今後講座を開いて欲しいレストランのリクエストも受け付けているそうなので、気になるレストランがある場合はぜひスタッフにリクエストしてみよう。

竹の子の皮を使うなど、趣向を凝らした盛りつけ例。そのままレストランで出てきてもなんの違和感もない

実技がないので、"彼女や奥さん、友達らと一緒に、一流の料理人から料理のコツを教えてもらいながらおいしいものを食べる"という気軽な気持ちで参加することも可能。また、食育カウンセラーを迎えた親子料理教室も開催されている。こちらは、3歳から小学2年生までの子供と一緒に参加することができ、「野菜を食べてくれない」などの子供を持つ親ならではの悩みを相談しながら料理を学べるといった内容。さらには1回の講座で2店舗の料理を一度に学べる講座や上級者向けの特別講座なども用意されている。週末の気軽なレクリエーションとして、肩肘張らずに楽しむにはもってこいの料理教室ではないだろうか。