3月28日より、東京ビッグサイトにおいて「東京モーターサイクルショー」が開幕した。その様子をレポートしよう。国内4メーカーのブースは、この春のニューモデルをずらりと並べ、実際に触れたり、またがることができる展示が中心だ。本格的なバイクシーズンを迎え、販売に直結する展示会と捉えているためだ。

ホンダブースでの主役は、つい先日発売されたばかりのオートマチック大型二輪「DN-01」だ。ステージ上の展示はもちろん、触れる車両としてフロアにも数台を展示。さらにホンダのメインブースの隣にDN-01取扱店ブースを設け、試乗会の受け付けなどを行なっている。バッグやナビゲーションなどのアクセサリーを装備したモデルも豊富に用意している。DN-01は新しいジャンルのバイクのため、ホンダもかなりチカラを入れているのがうかがえる。話を聞いたところ、「予想以上の反響をいただいている」とのこと。今後の展開が楽しみだ。

その他では、CB1300スーパーフォア、CB223S、XR230、XR230モタードなど、やはりニューモデルを中心に展示。いずれも実際に触れられるようになっている。MotoGPマシンである「RC212V」までもまたがれる状態で展示されているのにはちょっと驚く。これは2007年にニッキー・ヘイデンが使っていたマシンそのもので、チャンピオンナンバー「1」を付けている。まだ一般公開前の時間帯にもかかわらず、けっこうな人がまたがる順番を待っていた。

ホンダブースの近くを歩いていると、ホワイトハウスの「CB750カフェ」が目を引いた。70年代、世界耐久選手権で圧倒的な強さを見せたホンダの「RCB」をそっくりコピーしたデザインが特長だ。なんとも懐かしい気分にさせてくれる。

ステージ上に置かれたDN-01

フロアにはたくさんのDN-01が置かれている

DN-01のオートマチックトランスミッション「FHT」

DN-01取扱店の専用ブースも用意されている

新しいCB1300スーパーフォア

シンプルなCB223S

XR230モタード(左)とXR230(右)

触れられる「RC212V」はとても人気が高い

日本ロードレース選手権を戦っているCBR1000RRK

RCBそっくりの「CB750カフェ」

ぎょろ目風のヘッドライトも忠実に再現