まず最初に説明しよう。アトラクション内におけるゲストの設定は次の通りだ

君たち(ゲスト)がいるのはジョウダンオックスフォード大学寮。そこで子供たちが悪者に連れ去られる事件が起きた。子供たちは、北の奥地にある施設に何かの目的のために軟禁されているらしい。そこで立ち上がったのが、お転婆娘のライラ。彼女は友だちを助けるため、彼女のダイモンと仲間ともに北の地へと向かった。北の地では様々な試練が待ち構えている! 悪者から子供たちを救出するには君たち(ゲスト)の協力が必要なのだ。さあ、君たち(ゲスト)の冒険の旅が始まる。いざ北の地へ。

とりあえず子供たちを救い出すために北へ行けば良いのだな? そのためには、重要なアイテムを手にしなくてはならない。それは、受付で優しいお姉さんから手渡らされた"羅針盤メモリ"。この羅針盤メモリは、各エリア(3カ所)に設置されているダイモンステーション(ポイント)の窪みにはめ込み、それぞれのポイントで出される質問に答える時などに必要なので取り扱いには要注意だ。

「ライラ」の世界観を再現するために、細かいところまで、意匠に工夫を施してある

動物の姿をしたダイモンを選択する

羅針盤を手渡される際に前述したような説明を受け、いよいよ本格的にコースに入る。まずは図書室。最初に設置されていたダイモンステーションの窪みに羅針盤メモリをはめ込む。すると、ダイモンステーションの画面に映像が映し出された。何々? 我輩の"ダイモン"を選べばよいのだな? このダイモンとは、我々の世界で言えば守護精霊に近いもの。ライラの世界では、人々が必ず一人一匹、動物の姿をしたダイモンを連れている。肉体の中に持っている魂に近い姿がダイモンとして現れ、ライラの世界の人々にとってダイモンは自分自身であり、決して離れることのできない大切な存在なのだ。このアトラクション内で選べるダイモンは、チンパンジー、ライオン、ウサギ、ユキヒョウ、白イタチ、ネコ、テリア犬、タカの8種類。我輩はテリア犬を選んでみた。

図書室のダイモンステーションでは、自らのダイモンを選ぶ

図書室を後にして暗い廊下を進み、今度は飛行船に乗り込む。飛行船の写真では良くわかりづらいが、エリアは平面的であるものの、入ると飛行船の窓らしき画面にロンドンの景色が映し出され、地下が微妙に揺れるのだ! このエリアでは本当に空の上を飛んでいるような錯覚に陥るだろう。特に地下の揺れ具合が絶妙で、乗り物酔いになりやすい人はビニール袋が必要かもしれませんよ。

飛行船の窓から映し出されるロンドンの町並み