あの巨大CPUクーラーがついに発売に
先週お伝えしたサイズの巨大CPUクーラー「OROCHI」が予定通り発売された。大きさは120×194×155(H)mm。あまりの巨大さゆえに、明らかに搭載するPCケースやマザーボードを選びそうだが、チャレンジャーが多いようで、「売れ行きは好調」(CUSTOM)とか。ファンレス用に考えている人も多いようだ。価格は7,000円前後。
GIGABYTEからも大型クーラー
GIGABYTEからもCPUクーラー「G-Power II Pro」が新登場。8mm径のヒートパイプを5本搭載したもので、斜めに設置されたファンによりMOSFETも同時に冷却できるのがウリだ。大きさは121(D)×119(W)×162(H)mmと、これも十分大型の部類に入るのだが、OROCHIの後ではかすみがち。しかし、より堅実なスタイルということもあって、こちらも売れ行きは良いそうだ。価格は同じく7,000円前後。
搭載ファンは12cm径で、回転数は1,500rpm、ノイズレベルは23dBAと低めだ。素材は、CPUベースが銅製、フィンがアルミ製。ベース部の銅には耐熱性を向上させるニッケルコーティング処理が施されている。
Thermalrightからは補助クーラー
Thermalrightからは、マザーボードの裏側からCPUを冷却するという、ちょっと変わった製品が登場している。「IFX-10」という製品で、価格は4,000円前後。見覚えがある人もいるかもしれないが、じつはこれ、以前大型CPUクーラー「IFX-14」で使われていた補助パーツで、新たに別売になったものだ。
取り付け方法が少し変わっているので、対応するCPUクーラーは、同社のHR-01/PLUS、SI-128/SE、Ultima-90、Ultra-90、Ultra-120/eXtreme、IFX-14、またはプッシュピン固定タイプのLGA775クーラーに限定される。そのほか搭載PCケースも、マザーボードの上端から70mm以上のスペースがあることなどの条件もあるので注意。
さらに薄くなった12cmファン
ZAWARDから、厚さが17mmになった12cmファン「B1201512LW」が発売となった。12cmファンでは、厚さは25mmが一般的。これまでにも、20mmの製品は発売となっていたが、さらに薄くなったタイプで、スペースが十分にない場合などに重宝しそうだ。回転数は1,500rpmで、ノイズレベルは30.2dBA、風量は40.98CFM。価格は1,600円前後だ。
外側に出ないUSB増設カード
エアリアから発売された「ツライチUSB2.0」は、USB2.0×2ポートを増設できるPCカード。特徴は、コネクタ部がノートPCの外側に全くはみ出ないことで、カードを挿しっぱなしでも移動のジャマにならない。これが意外な人気商品になっており、入荷したクレバリー1号店では完売してしまったそうだ。価格は同店で1,942円。
今週のお買い得情報
GeForce 9600 GTが発売されたこともあってか、一部ショップでは8600 GTSがお買い得となっている。TSUKUMO eX.では、旧モデルながら玄人志向の「GF8600GTS-E256HW」が12,980円、MSIのオーバークロックモデル「NX8600GTS-T2D256E-HD-OC」が14,980円の特価となっている。
また同店では、24日(日)までの期間限定で、Windows Vista UltimateのDSP版、対象CPU、マザーボードを同時購入すると、Seagateの500GB SATA HDD「ST3500630AS」をプレゼントするというセールを実施中だ。通常だと1万円以上するHDDなので、かなりお得。また対象CPUにはPhenomも含まれるが、マザーボードとセットで2,000円引きになるので併用すると便利だ。
一方T-ZONE PC DIY SHOPでは、A-DATAの16GB USBメモリが6,980円。23日(土)が30個、24日(日)が20個の数量限定なのでお早めに。また同店では、高速なMTRONのSSD「MSD-S6025032NA」(2.5インチ・SATA・32GB)が62,800円で特価処分。初登場時に10万円近くした製品なのでお買い得感は高いが、Intelチップセット以外での動作保証はないとのことなので注意したい。