キミは『CSI:』を知っているか
米国のTVドラマ『CSI:』シリーズをあなたは観たことがあるだろうか。『CSI:科学捜査班』は、科学捜査官(CSI=Crime Scene Investigation)が凶悪事件を解決する姿を描き、8年連続で全米視聴率No.1の座に君臨する驚異の人気ドラマだ。2000年秋の放送スタート以来、科学捜査官の志願者が15倍に急増するという社会現象を巻き起こし、スピンオフ(兄弟番組)として製作された『CSI:マイアミ』と『CSI:ニューヨーク』も揃って大ヒット。3シリーズの全てが全米視聴率トップ10に入る快挙を達成中である。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られるハリウッドの大物プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務め、TVの枠を超えたスケール感あふれる映像と全米の警察やFBIも実際に行っている科学捜査の最新テクニックを取り入れた圧倒的なリアリズムが最大の魅力。また、各エピソードに挿入される恋や仕事に悩む捜査官たちが繰り広げる人間ドラマも"CSI:フリーク"と呼ばれる多くの熱狂的ファンを世界中に生み出す要因となっている。
『CSI:マイアミ』を総力特集!
シリーズの中でも、オリジナルの『CSI:科学捜査班』を差し置いて"世界で最も視聴者の多い米国の番組"と称されたのが『CSI:マイアミ』だ。舞台は、観光客やセレブが多く集うフロリダ州マイアミ。熱気あふれる国際的なリゾート地マイアミで起こる凶悪事件という明と暗のコントラストが、絶妙なケミストリーを生み出している。他の『CSI:』シリーズと比べ、キャラクターのプライベートな面を掘り下げている点や、メインキャラクターのホレイショ・ケイン捜査官が爆弾のエキスパートであることから映画顔負けのド派手な炎上シーンが多いところなどが特徴と言える。
アメリカのみならずヨーロッパでも高い人気を誇り、世界7カ国以上で吹替え放送されている。世界中に熱狂的ファンがいることでも有名だ。ちなみにテレビ東京にて今年2月まで放送された『CSI:マイアミ』は、この枠で史上最高の視聴率を記録! ここにきて、日本における『CSI:マイアミ』人気も急速に高まっていることが伺える。
先日、ホレイショ・ケイン役のデヴィッド・カルーソが来日し、特別にインタビューをすることができた。柔らかな語り口、フレンドリーでサービス精神旺盛なホレイショの素顔に弊誌記者、編集者共にノックアウト。うっとりした顔で「コレもうマイアミ、ガッツリやっちゃいましょ!」とその場で即決、ホレイショの魅力と『CSI:マイアミ』の面白さを余す所なく伝えるべく、渾身の特集に仕上げてみた。観たことのないビギナーには入門ガイドとして、以前からのファンにはさらに掘り下げた情報の源として活用していただけること請け合いだ。是非最後までお付き合い願いたい。
それでは次項から早速、魅力溢れるキャストたちの紹介からいってみよう。
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