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銀座、日本橋を通り、浅草までたどり着くと、江戸情緒あふれる東京の下町が待っている。雷門のあたりは、ちょうど30km手前地点。
さらに進んで36km手前で、隅田川を渡る佃大橋に差し掛かる。ここからが、ランナーたちにはとっては正念場と言えるだろう。臨海エリアの風景を眺めつつ、ランナーの最後のふんばりに大きな声援を送ろう。
目当てのランナー(知人参加者など)がいる場合は、ゴールの瞬間に余裕をもって立ち会えるように東京ビッグサイトまでの移動時間に気をつけよう。なお実際に目当ての選手を追って観戦する場合に便利なのが、「ランナーズアップデートサービス」。このサービスは、大会公式サイト(インターネットもしくは携帯サイト)にて、出場ランナーの位置情報を提供するというもの。選手のナンバーカードもしくは氏名を入力し検索することで、5kmごとの通過タイムを調べることができる。これで、応援したい人のおおまかなラップタイムを把握し、次の観戦ポイントまで移動するとよい。
気になるアノ選手たちの走りにも注目しよう
知り合いがランナーとして出場するわけではないという人は、注目の出場選手を知っていれば観戦をもっと楽しめるはず。今回の東京マラソンは、北京の五輪代表選手の選考会も兼ねており、国内招待選手としてアテネ五輪6位の諏訪利成(日清食品)、2007年同大会3位の入船敏(カネボウ)、2006年ベルリンマラソン3位の梅木蔵雄(中国電力)らがエントリーしている。また、ゲストランナーとして、有森裕子(ライツ・10km)、千葉真子(スポーツビズ・10km)らも参加予定だ。
さらに、芸能界からは、にしおかすみこ、カンニング竹山、猫ひろしらに加え、夏目三久アナ、宮崎宣子アナほか13人の日本テレビアナウンサーが参戦すると言われている。著名人ランナーとしては、東国原英夫宮崎県知事も参加する。東国原知事は、自身のブログ上でもしばしば東京マラソンについて触れており、どんな走りをみせてくれるのか楽しみだ。
参加申し込み数が競争率約5倍となる15万人を超えるなど、盛り上がりをみせる第2回目の東京マラソン。ちなみに、天気予報は"晴れ"だという。予報が当たることを期待して当日を待とう。東京の観光名所を巡る42.195kmで、ランナーたちと一緒に新たな東京を発見できるはずだ。