「ひとりで」はアドベンチャーモード"亜空の使者"に注目
一方、「ひとりで」モードもいろいろなステージが用意されており、遊べる感アリアリである。「アドベンチャーモード 亜空の使者」にいたっては、これだけで1本のゲームとして成り立つのではないかと思うくらいの大作だ。とにかく、ムービーが秀逸。3Dのキャラクターたちが、それは美しく描かれている。仕掛けも凝っていて、「ははぁーん。こう繋がるのかぁ」と大人の私でも唸るほど。
「亜空の使者」では、プレイ中にシールやフィギュアなどのアイテムをゲットできる。獲得したシールを、フィギュアの台座裏に貼り付けることで、使用キャラの攻撃力などを向上させることができるのだ。しかし、ただ貼ればよいというものではない。私は最初、嬉しがってペタペタとシールを貼っていったのだが、思ったように能力が上がっていないことに気がついた。そこでじっくりと"取扱説明書"を読んでみると、"攻撃力アップのシールを複数貼った場合、合計が攻撃力としてプラスされるのではなく、一番数値の高いシールだけが影響を与える"とのことだった。ムダならはがせばよいのだが、いったんはがすと、そのシールは無くなってしまう……。せっかく貼ったものが無くなるのに耐えられなかった私は、結局無意味にたくさんのシールを貼ったままプレイを続けた(涙)。
教訓「取扱説明書はちゃんと読もう」ね。
豊富な登場キャラクターがプレイに彩りを添える
登場するキャラについても触れておこう。任天堂のゲームに登場する歴戦の勇者に加えて、今回から参加の新キャラや、隠しキャラなども用意されている。現段階で任天堂が明らかにしている隠しキャラは、KONAMIの「メタルギア」シリーズに登場する"スネーク"とセガの"ソニック・ザ・ヘッジホッグ"。これら以外にもまだまだたくさんのキャラが登場するのでお楽しみに! 隠しキャラが登場すると、何か宝物を見つけたように大興奮。私は、思わず「うっしゃ!!」と叫んでしまいました……。
おそらく、人によって"好きなキャラ"というか"使いやすいキャラ"ってものが出てくると思うが、今のところ私の命令で出動する(いや、選んでるだけですけど)キャラの1番手は『パルテナの鏡』の主人公・ピットだ。理由は、かわいい男の子だから……だけではない。ただでさえ、このゲームに慣れていない私は、スコーンと飛ばされてしまう危機に直面することが多々ある。そんなときも、ピットなら、一定時間ではあるが"イカロスの翼"で空を飛べるのでステージに無事復帰できるチャンスがあるからだ。でも、スパーンと一気に画面外に飛ばされてしまったらダメだけど(笑)。
お気に入りを使い込むのもよいが、これだけたくさんのキャラが選べるのだから、いろいろなキャラを使ってみてほしい。それぞれの特徴を活かしての必殺ワザや、"最後の切りふだ"と呼ばれる一発逆転技もキャラによって違う。とにかく一通りは試してみるのがオススメだ。"ピーチ"の蹴りなど笑えるので必見!
プレイ以外の楽しみもハマリ要素なのだ
ただゲームを楽しむだけではなく、"鑑賞"する楽しさもある。「コレクション」について簡単に説明すると、
シール&フィギュア | 集めたシールやフィギュアを並べて、一人"悦"に入るなんてのもいいかも |
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ステージ作り | なんと、オリジナルステージを作成することができる。自分だけのすっごいヤツを作ってみよう |
アルバム | 「これは!!」という場面があったら撮影モードに。対戦を終えた後などに、フォトとしてみることができるのだ |
クリアゲッター | シールやフィギュア、隠しステージなどの獲得条件などが確認できる |
リプレイ | 「大乱闘」の対戦を終えた後などに、その対戦のリプレイを見たり、保存したりできる |
名作トライアル | 懐かしいゲームが少しだけ楽しめる。「うわぁー懐かしい」と思ったら、ちゃんと買えるようにクリックボタンがついている。いやあ、商売上手です(笑) |
ゲーム年表 | これまでの任天堂から出たゲームが機種ごとに古い順から紹介されている。ここはお父さん向けかも |
さあ、今日も「Wii」の電源をスイッチオン。今日は何から遊ぼうかな。と思えるぐらい、内容盛り沢山の『大乱闘スマッシュブラザーズX』。「スマブラ」ファンはもちろん、私のような「スマブラ」初心者でも、熱中してハマりまくること請け合いだ。
……ちなみに、私は「ゲーマー」っていうのは、"ゲームが好きで、よくやっている人"という解釈で堂々と公言しています。いろいろと文句があったりする方もいらっしゃるとは思いますが、そのあたりは広い心で受けとめていただけければ……。
ゲームタイトル | 大乱闘スマッシュブラザーズX |
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対応機種 | Wii |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1月31日 |
価格 | 6,800円 |
CEROレーティング | A (全年齢対象) |
(C) 2008 Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
Characters: (C) Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / SHIGESATO ITOI / APE inc. / INTELLIGENT SYSTEMS / Konami Digital Entertainment Co., Ltd. / SEGA