インタビュー後日、再撮影を行なった。インプレッションのマクベスチャートのグラフがほかと変わったカーブを描いたことについて、D-R(Dレンジオプティマイザー)が入っているためではないかとの指摘があったためだ。標準状態でD-Rは「スタンダード」になっているため(プログラムAEやマニュアル時)、先のテストもこの状態で撮影している。
改めて撮影したところ、D-Rをオフにすると確かに一般的なカーブを描くようになった(下図参照)。どうやらD-Rは大幅に絵づくりを変えるようだ。先のインプレで報告した"透明感"は、もしかするとこのD-Rのおかげかもしれない。
それにしても、ありえないようなカーブでもちゃんと絵として成立しているのに驚くばかり。いや、絵が成立するようにαの開発者ががんばったのだろう。先のインプレを公開した後、ちょっとはしゃぎすぎたかもしれないと反省もした。だけどα700ははしゃぐぐらいきれいな絵を見せてくれることも確かなのだ。
D-Rを変えながらマクベスチャートをテスト撮影した |
D-R:オフ |
D-R:スタンダード |
D-R:アドバンスオート |
D-R:アドバンス レベル設定/3 |
D-R:アドバンス レベル設定/5 |