今まで撮影した写真を並べて見ると、どれも似たような写真ばかり。せっかくかわいい表情を撮ったつもりなのに、出来上がりはなぜかマンネリ。そんな風に思えてしまうのは、ついアングルを考えずにペットを撮影してしまうため。カメラアングルや撮影ポジションを少し変えただけでも見違えるほど写真の印象が異なってくる。
解決テクニック12:撮影者が動き回って撮ってみる
上から撮影したもの(左)と下から撮影したもの(右)。上から撮ると地面が背景になるので、タイルなどの少し変わった素材を探してみるのも良い。また、ペットを見上げるように下から撮影すると背景に奥行きが出てくる。後ろが開けた場所などで撮影してみるのもいいかもしれない |
解決テクニック13:リード(引き綱)をうまく隠しながら、撮影をする
どうしてもペットが動き回ってしまうのは飼い主と離れているせい。ペットにリードをつけて、撮影のときはリードをこっそり隠して撮影すれば、ペットも落ち着いて写真に写ることができる。但し、この場合はリードを持つ人間の位置取りに注意する必要がある。思い切って犬中心の構図にしよう。
解決テクニック14:ズーム倍率を大きく変えて撮ってみる
広角側で撮影した場合。被写体を大きく写しながらも、背景もしっかりと写りこんでいる |
望遠側で撮影した場合。ピントが合う範囲(被写界深度)が狭くなり画像の歪みも減る。背景をボカしてみて、ペットだけを浮き上がらせたような写真も撮れる |
解決テクニック15:普段とは違う場所に行き、背景を変えてみる
普段は何気なく見過ごしている場所でも、写真にするとイメージが変わって見えるもの。階段なども絶好の撮影場所と言える。また、おしゃれな場所であれば背景を活かして画面を構成することもできる。階段やベンチなど段差があるところにペットを置くと、動きが止まるので撮影には一石二鳥ともいえる。ただし、敷地や建物の所有者にくれぐれも迷惑のかからないように注意しよう。
解決テクニック16:光の方向によってイメージを変える
光が差す向きを変えるだけで表情も変わる。撮影者が太陽を背にして撮影する順光の場合は、明るく写すことができるが、全体に満遍なく光が当たってしまい、立体感に欠けるという難点も。逆光では表情は見づらくなるものの、普段とはまた違ったイメージになる。
解決テクニック17:画像をトリミングして構図を調整
いつもと同じ写真もトリミングすることで新鮮味を出すことができる。過去に撮影したデータもトリミングすると別の写真に仕上がるので挑戦してみよう。