また、Boiko氏によると、コンテンツマネジメントは3つの側面から捉えることができるという。その1つめがネットワーク化されたコンピュータとしてのコンテンツマネジメントの"物理的"な側面だ。その理由についてBoiko氏は「コンテンツマネジメントは、情報を集めるためのアプリケーションや、配信するためのシステムから成る、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたインフラだ」と解説した。
さらに、コンテンツマネジメントの第2の捉え方として挙げたのが"プロセス"としての側面だ。コンテンツマネジメントは、
- 収集
- 管理
- 配信
という3つのパートから構成され、あらゆるソースから情報を収集し、それらを整理/管理し、同様にさまざまな方法で配信していくという情報の一連のライフサイクルから見た捉え方もできるという。
そして第3の捉え方として、"論理的"な側面を挙げ、「ワークフローやスタッフ、情報のアクセス構造、目標などさまざまな構成要素の中でバランスを取るものとしてコンテンツマネジメントを位置づけることができる。構成要素の中には、組織の目標や、オーディエンス、コンテンツマネジメントのシステムもあり、これらをどうつなげていくかが戦略につながる」と述べ、「構成要素や要因をどのように使うかにより、その作用や結果に変化をもたらす」と解説した。