そしてこのほど、女性モニターと報道関係者を集めた「プレミアムデリダイエット」の試食会がLa Testa Duraで開催された。商品試食に加え、レトルト化や冷凍をしない通常の料理とダイエット版メニューとの食べ比べも実施された。

食べ比べに登場したのは、「カンパーニャ風チャンボッタ」と「牛肉のポルチーニ煮込み」。通常の料理とダイエットメニュー版を並べて見比べてみると、それぞれ色の濃さに若干の違いが感じられるものの、凝視しなければほとんど見分けがつかないレベルだった。一方、実際に口にした感想は、「レトルト化する段階で食感が少し変わってしまったのか? 」といった感想は持ったものの、味はまったく変わらず、レストランの味がほぼそのままに再現されているという印象だ。

イタリアンレストラン「La Testa Dura」で実際に提供されている「カンパーニャ風チャンボッタ」。こちらは110kcal

「プレミアムデリダイエット」の「カンパーニャ風チャンボッタ」は80kcal。通常食に対して約26%のカロリーオフ

「La Testa Dura」の「牛肉のポルチーニ煮込み」は263kcal

「プレミアムデリダイエット」の「牛肉のポルチーニ煮込み」は232kcal。通常食に対して約12%のカロリーオフ

同店のオーナーシェフである吉田氏によると、「カロリーを抑えるために実践したのは、オイルの量をコントロールすることと、使用する肉の部位の調整」だったという。さらには、「イタリア料理の決め手となるオリーブオイルの量を減らしながら、野菜の旨みをいかに引き出すかといった点を重視し、工夫を重ねました。味に関しては妥協をしないことが大前提。オイルの量を減らすことにより、味が変わってしまうようなメニューは不採用にしました。メタボリックシンドロームなどで食生活の健康志向と需要が高まる中、こういったメニューの開発に携わることができ、とても勉強になりました。今後は、店のメニューにも今回培ったノウハウを取り入れていきたいです」と語った。

東京・神田のイタリアンレストラン「La Testa Dura」のオーナーシェフ・吉田利得氏。ローマ、フィレンツェ、ピエモンテ、ヴェネツィアでの修行経験があるという

総合スーパーバイザーとして監修にあたる、内科医の山口康一氏。メタボリックシンドローム関連の専門医資格を持つ、肥満とダイエットのエキスパートとのこと

試食会に同席した山口医師は、「極端なカロリー制限による急激なダイエットは、筋肉を減らし、基礎代謝を落としてしまうので、かえってリバウンドのリスクを高めてしまいます。ダイエットで重要なのは、自然に無理なく体重を減らすこと。そういう意味で自己管理がとても大切なので、ダイエットを継続的に行うためにもぜひ、ウェブ上の『ダイエット日記』を活用してもらいたいですね」とコメントした。

「La Testa Dura」で開かれた試食会

試食会に参加した女性モニターからは、「今までのダイエットは"我慢する"という禁欲的なイメージがあったけど、この商品なら味はもちろんのこと、視覚的にも楽しめるから、続けられそう! 」「単品ではなくコースになっていて、おまけにデザートまで楽しめるのも嬉しい。ゆっくりと時間をかけて食べることができ、物足りなさもないのでリバウンドの心配もなさそう」といった声が寄せられた。「ドクターキッチン」は通信販売をしており、専用サイトや電話、FAX、郵便で注文可。価格は10日分の1セットが3万2,550円(送料無料)となっている