左が本体前面、右が背面の様子。前面はフラップを閉じていると、光学ドライブのCD/DVD取り出しボタンと電源ボタンしかないように見える。フラップを開けると、中央から下にかけてよく使うインタフェースがずらりと並ぶ

このマシンのインタフェースは、縦置きのときには下側に、横置きのときには右側になるようにまとめられているので、ケーブルが取り回しやすくなっている。本体前面は、半分が「フラップ」というカバーで閉じられていて、閉じた状態ではCD/DVD取り出しボタンと電源ボタンしかないように見える。写真は左がフラップを開けた状態の前面、右が背面の様子だ。まず前面は、上からPCカードスロット、ダイレクトメモリースロット(SDメモリカード、メモリースティック、xDピクチャーカードに対応)、IEEE1394、USB端子×2、マイク端子、ヘッドホン端子がずらりと並ぶ。

背面は、左上から下へ、アナログRGB、LAN、キーボード、USB端子×4、光デジタルオーディオ出力端子、ラインイン/アウトがある。中央に見える黒いものは無線LANアンテナで、無線LAN搭載機の場合のみ付属する。右にディスプレイコネクタが2つあるが、グラフィックカート非搭載の場合にはアナログ用のコネクタのみとなる。

マニュアル・初心者用ナビが充実

本体内にはいくつかのマニュアルや操作ガイドが用意されてはいるが、残念ながらどれから見ていいのかわかりづらい。初めて使うときには、まず「パソコン準備ばっちりガイド」という操作ガイドソフトを見ることをお勧めする。パソコンを使うために何が必要かをナビゲートしてくれるからだ。パソコンについての基礎知識や使用するための準備、セキュリティについて知ることができる。パソコンに不慣れな人が1人で操作するときなどに、こういった情報が揃っているのは心強い。

「はじめに」の下にあるボタン「画面で見るマニュアル」をクリックすると、パソコン操作の一般的な知識についてまとめられた電子マニュアルが起動する。このマニュアルは、他のマニュアルのランチャー的な役割も担っていて、ユーザーのレベルに合わせたマニュアルが探せるようになっている。

左は初めて使うときにまず見たい「パソコン準備ばっちりガイド」。右は「画面で見るマニュアル」。ここから富士通のサイトへアクセスすると、本体のマニュアルがPDFで入手できる

FeliCaポートが標準搭載

CEシリーズには、USB2.0外付けタイプのFeliCaポートが標準で付属されている。接続後、FeliCaポートカードや携帯をFeliCaポートにかざすと、付属のカード読み取り用のランチャーソフト「かざしてナビ」が起動する。メニューからは、交通機関で使うスイカ、トイカ、イコカ、スルッと関西、パスモ、ショッピングで使うEdyやeLioが選べる。対応するボタンを選択すると、カードの読み取りソフトが起動するようになっている。

JR東日本のスイカをかざして[Suica]ボタンをクリックすると、専用リーダー「SFCard Viewer」が起動してカードの履歴が表示される。履歴はCSVまたはテキスト保存が可能だ。それと知らずにこれまで筆者は券売機で履歴印字を繰り返していたのであった……