チャンネル設定も簡単で実用的
利用方法は実にカンタン。まず、DSテレビを挿入してニンテンドーDSを起動。すると、下画面に「DSテレビ」アイコンが現れるのでそれをタッチする。最初はチャンネルの設定だが、「今、どこにいますか?」という質問に対して、日本地図から現在地の都道府県を選んでいけば自動的に設定される。あとは下画面にテレビのようなリモコンが表示されるので、チャンネルをタッチすればワンセグ放送が視聴可能となる。
ワンセグ(というか地デジ)の欠点の1つが選局時のタイムラグ。チャンネルを押した瞬間にチャンネルが変わるのではなく、数秒の間があってから選局される。DSテレビでもそれは変わらず、実測で5秒弱ほどの時間がかかった。これはDSテレビ自体の問題ではないので仕方のないところだろう。
チャンネル操作自体は、下画面のチャンネルをタッチするだけなので簡単。十字キーでもチャンネル操作はできる。
下画面にはチャンネルのほか、字幕/INFO/アンテナ/設定/ツールといった5つのアイコンが用意されており、「字幕」をタッチすると、上画面下部に字幕が表示される。「字幕」アイコンを押すたびに文字サイズ大/小/OFFが選べる。ちなみに、字幕は生放送では(当然ながら)表示されない。「INFO」アイコンでは、下画面に視聴中の番組名、ジャンル、スクロールするとあらすじ、さらに次の番組の内容が閲覧できる。
「アンテナ」アイコンには現在の電波強度が表示される。さらにアイコンをタッチすると自動車のスピードメーター風の画面になり、それで何があるというわけではないのだが、視覚的に電波強度が分かりやすいのがちょっとおもしろいところである。
「設定」アイコンからは、チャンネル、映像、音声、デザインの各設定が行える。チャンネル設定では、初回起動時の日本地図から現在地のチャンネル設定ができるほか、現在受信可能なチャンネルを探す「サーチ」もできる。設定したチャンネルのセットは、6種類まで保存しておける。
「映像」設定では画質、表示方法、明るさの3種類を設定できる。画質は標準・あざやか・おだやかの3つ。ちょっと大げさなぐらい、読んで字のごとくの色味となる。「表示」設定は標準・拡大の2種類。標準だと画面下部に字幕エリアができるが、拡大だと字幕エリアまで画面が拡大表示される。字幕は画面に重ねて表示されるほか、16:9の映像の場合は左右が切られてしまう。明るさは3段階から。ちなみに画面の標準・拡大の切り替えは「START」ボタンでも可能。また「SELECT」ボタンでは画面の縦横表示を切り替えられる。縦表示に切り替えると下画面もきちんと縦になり、テレビ画面が左、チャンネルが右側となる。「音声」設定は音質・消音・主副音声切り替え。音質は標準と野外の2種類で、野外だと音量がアップする。消音はテレビの音と画面タッチ時などの効果音を個別に消せる。
さらに下画面のデザインを4種類から選べる。「緑の思い出」「秋のトキメキ」「冷静グレー」「いつも浜辺で」という何ともいえない名称ではあるが、気分転換に変更してみるのもよいだろう。