SK TelecomはSamsung、LG電子と同じホールに巨大ブースを設営し、一体となって韓国の最新技術をアピールしているかのようであった。内容も韓国内で展開中のサービスのみならず、TD-SCDMAやホームオートメーションなど今後展開予定の最新のサービスを展示。こちらでも韓国版おサイフケータイとなる「T-Money」やU-SIMカードを使った認証サービスなどに来訪者の注目が集まっていた。

メーカー並みの巨大なブースを構えるSK Telecom

ゲームの体験コーナーは常に人気があったゲームの体験コーナーは常に人気があった

ソウルなどで実用化されている「T-Money」を利用した乗車券システムのデモ

小売店での利用イメージのデモはドコモ同様に注目度が高いようだ

携帯コンテンツ系の展示は少なく、ゲームなどエンターテイメント系サービスの紹介よりも、モバイルインターネット関連の展示が目立っていた。例えばノートPCやポータブルメディアプレイヤーなどのデバイスに装着して利用できるUSBタイプの小型高速通信モデム「T LOGIN」を実際に操作可能な状態で展示しており、韓国全土に移動中でも高速なインターネットアクセス環境を提供していることをデモしていた。また携帯電話で利用できるフルブラウザは画面サイズをスムースに拡大縮小でき、レイアウトもPCの画面で表示されるものを崩す無く表示できるなど、非スマートフォン利用者でもPCと同様のWebブラウジング環境を手にすることができる。これらの展示は特にビジネス利用の来訪者に評価が高かったようだ。

USB型の高速通信モデムを使った「T LOGIN」サービスのデモ。会場では中国聯通のCDMA2000の電波をローミング利用して実際に接続環境を試すことができた

フルブラウザはワンボタンによる画面の拡大縮小、マウスポインタ、PCと同じレイアウトなど利用しやすい。また携帯電話の標準機能であるTV出力機能を使えば、家庭のTVでもWebブラウジング画面を楽しむことができる