YouTubeを支えているのはApacheやPython
YouTubeのインフラを支えているのはApacheなのどFLOSS(Free/Libre and Open Source Software)アプリケーションとPythonで開発されたロジックだ。意外に思うかもしれないが、ロジックを組むにはやはりスクリプト言語の方が優れており、その用途にPythonが採用されているのだという。
もともとはPayPalでPythonを採用していたことが影響しているわけだが、これにはちょっとしたエピソードがある。Rizzo氏によると「自分はもともとC++プログラマだった。しかし、PayPal時代に開発に適したプログラミング言語としてC++派とPython派で意見を戦わせたことがあり、Pythonが勝利を納めることになった。その影響で、今でもPythonを使っている」のだそうだ。PythonのWebサイトを見れば、YouTubeでPythonが採用されていることが分かる。
Pythonといえば、"次期Python"として2008年第3四半期にリリースが予定されている「Python 3.0」(Python 3000)がある。Python 3.0は現行のバージョンとは互換性がないことが知られている。YouTubeシステムのアップデートについて聞いたところ、「むやみに最新版に対応する必要があるかといえばそういうことはなく、検討して対処していくことになるだろう」とした。