JR九州は、九州新幹線の開業後最初のフェスティバルとなった。販売員さんの雰囲気が上品で艶っぽい。もしやと思って訊ねてみると、現役の「つばめガール」さんでした。人気商品はキーホルダーとのこと。豪華な箱に入ったちびっ子チョロQには、JR九州を代表する9種類の列車が入っていた。883系「ソニック」のロゴが入ったTシャツやキャップもおしゃれ。ステージでスーパーベルズさんが「鉄道モノと一般の人が気付かないようなアイテムがかっこいい」と言っていたけれど、確かにそんなブームが来そうである。
そんな鉄道ブランドブーム(!?)の先駆けとなるアイテムを置くブースは、「スカパー! 」だ。スーパーベルズさん原案の「VVVF Tシャツ」は赤と黒の2色。鉄子の旅のDVDは14日限定で横見浩彦さんのサイン入り。木村祐子さん関連の「ゆゆグッズ」も並んでいた。
JR東海は、デビューしたばかりのN700系新幹線を前面に押し出していた。パネル展示やプレゼンテーションでN700系新幹線をアピール。飛行機に比べてCO2削減に効果があるとのことで「エコ出張」を呼びかけた。販売コーナーもN700系に関連するグッズを並べており、JR東日本はこの日に開業した鉄道博物館のPRコーナーを設ける他、鉄道のペーパークラフトを大特集。制作の実演やペーパークラフトのジオラマ作成など新しい遊びを提案した。
私鉄関連のブースは日比谷公会堂側にまとめられていた。参加メーカーが多いせいか、間口が狭く、行列ができている。各メーカーのグッズを見たかったけれど、なかなか近づけない状態になっていた。そこで今回は各社のイチオシ商品を見せてもらうことにした。最も笑いを誘うグッズは、阪急電鉄の目覚まし時計。電車の運転室部分を精密に再現しており、窓ガラス部分に液晶表示が。さらに、屋根からレーザーが照射され、天井に時刻を映し出してくれる。なんとも凝った仕掛けである。
近畿日本鉄道(近鉄)からはプラレールの限定品。2007年に60周年を迎えた名阪特急の記念塗装車が早くもプラレールで登場していた。神戸電鉄からは運転士姿のハローキティちゃんのぬいぐるみが販売されていた。津軽鉄道は、暖房としてストーブをのせて走る「ストーブ列車」関連グッズの他、使用済みのきっぷ、定期券、車内補充券などを出品。十和田観光電鉄は実際に使用できる回数券、車両の仕様書、釣り架け電車の走行音CD付き記念切符など、マニア垂涎のアイテムを並べていた。