S.T.A.R.S.隊員とともにゾンビを銃撃
バイオハザードの世界観やゾンビに襲われる恐怖感だけでなく、この「戦慄迷宮EX」の楽しさは、ゲームさながらのシューティングアクションが行えること。廃院内には2つのシューティングポイントが設けられ、ホラーに弱い我輩が唯一恐怖の呪縛から解き放たれた瞬間であった。最初のシューティングポイントは、2階にある長い廊下。ここをS.T.A.R.S.隊員と進みながら、銃でゾンビをひたすら攻撃!! ただこちらは、出口のドアにある装置に数字を打ち込まないと先に進めない仕組みで、シューティングポイントまでに様々な情報があり、そこに記されてあるナンバーをS.T.A.R.S.隊員に告げて先に進むことができた。
1stシューティングポイントでS.T.A.R.S.隊員とともに移動しながらゾンビを攻撃! |
数字を打ち込まないと先に進めないドア。最初のシューティングポイントまでに様々な情報があるので、ナンバーなどを覚えておく必要がある |
2つ目のシューティングポイントは、「戦慄迷宮EX」の終盤に訪れた。ボイラー室の入り口で待つ受ける優しい? ゾンビからワクチンを手渡された後、滅菌治療室にいるS.T.A.R.S.隊員にワクチンを渡して、用意された銃で襲ってくる2人のゾンビを攻撃! これまで何度か襲われたゾンビのことを思い出し、S.T.A.R.S.隊員とともにひたすら銃で撃ちまくる。だが、ゾンビの胸を狙って何度か撃つも、なかなか倒れない。S.T.A.R.S.隊員の援護射撃もあり、何とかゾンビを倒すことができた。この時ばかりは50発撃ったら弾切れという注意書きのことも忘れ、まさに「戦国無双」の雑賀孫市になったような気分。ひたすら銃を撃ちまくり、爽快感はこれまた格別で、"楽しい"の一言であった。その後、ゾンビを倒してS.T.A.R.S.隊員から"任務完了"と告げられ、やっとの思いで廃院外の入り口に達した。ちなみに最後のシューティングポイントである滅菌治療室でS.T.A.R.S.隊員にワクチンを手渡すと、ワクチンの代わりにステッカーなどがもらえるという。
「戦慄迷宮EX」は、我輩のように映画やゲームで「バイオハザード」の世界を知らなくても十二分に楽しめるアトラクションだ。お化け屋敷の要素が強いとはいえ、「バイオハザード」の世界を現実化しており、映画やゲームにはないリアルすぎる世界を体験することができる。襲い掛かるゾンビの恐怖、忠実に再現したツールや「バイオハザード」の雰囲気、ハンドガンによる本格的なシューティング要素などなど。ホラーには弱い我輩だが、もう一度体験したいと思うアトラクションであった。怖いもの見たさでね……。
富士急ハイランドの入園料は大人(中学生以上)1,200円、子供600円。「戦慄迷宮EX.バイオハザード」の営業期間は平成20年2月3日まで(予定)。料金は700円(フリーパスの利用は不可)。原則中学生以上を入場制限とするが、小学生は中学生以上の大人の同伴なら入場可能。未就学児は利用不可。
また、11月15日にはカプコンから新作ゲーム「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」(任天堂Wii用ソフト)が発売予定。11月3日からは映画「バイオハザードIII」が全国の劇場で公開されるなど、この秋はアトラクション「戦慄迷宮EX.バイオハザード」と合わせて様々な「バイオハザード」の世界が、あなたを恐怖のどん底へと陥れる…。
『バイオハザードIII』 |
「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」 |
おまけ
「戦慄迷宮EX.バイオハザード」で気になったものをピックアップしてみました。