ワンセグテレビとして大活躍

ワンセグ機能が充実していることも特徴のひとつとなっている「D704i」。新機種でも90Xiシリーズに比較的に価格が安い70Xiシリーズに搭載されたことは、ワンセグユーザーの拡大に貢献しているのだろうと思う。

ワンセグの画面はとてもきれいで見やすい

起動はとても簡単。メニュー画面からも選択できるが、本体左サイドの「TV」キーを長押しすることで起動できる。ディスプレイは約2.4インチTFT液晶。240×320ドットとワイドではないが、特に視聴には問題なく、映りもきれいだ。照度センサーが付いていて、周りの明るさにより画面の明るさが変化するため、外光がまぶしい屋外でも見やすい(この機能はワンセグ専用ではなく、すべての機能に対して有効)。

ワンセグの基本機能も充実していて、視聴中のメール着信をアイコンで知ることや、音声が聴けない場合でもテレビが楽しめるように字幕表示が可能だ。テレビの視聴予約や、視聴中の番組の画面を静止画として保存できるほか、設定した時間が過ぎると自動的にテレビを終了するOFFタイマーが付いている。ただし、番組の録画はできない。

ワンセグの基本機能は充実しているのだが、残念ながら録画には対応していない

ワンセグOFFタイマーは結構便利。いくらほかの端末に比べて省電力といっても、ワンセグ視聴時のバッテリー消費は大きいからだ

ミュージックプレイヤーなどさまざまな機能が楽しい

パソコンで標準的に使われているWMA(Windows Media Audio)形式のファイルが再生可能。「うた・ホーダイ」対応のサービスで、月額1,980円で楽曲が聴き放題になる「Napster To Go」コースをはじめ、さまざまなミュージックストアに対応している。2GBまでのmicroSDカードが使えるため、大量の曲を持ち運べる。

リピートやシャッフルはもちろん、イコライザとして「ノーマル」「バス1」「バス2(イヤホンのみ)」「ロック」「ジャズ」「ボーカル」「クラシック」「ポップ」「トレイン」と細かく設定できる。音量調節が25段階と細かいところもうれしいところ。

「D704i」のミュージックプレイヤー。音量が25段階で調節できる

カメラは130万画素CMOS。必要最低限といったレベルだ。撮影できるサイズは、電話帳用サイズの96×72ドットから、128×96、176×144、240×320、352×288、640×480、480×640、最大となるSXGAサイズ960×1280ドットまで8種類。画質はエコノミー、スタンダード、ファインの3種類が用意されていて、最大6枚までの連続撮影ができる。また、本体にセットしているmicroSDカードにあと何枚記録できるかを計算してくれる機能を持つ。撮影モードはフルオートから、逆光補正、風景、夜景、スポーツ、美白、文字など19種類がプリセットされている。

最大960×1280ドットの撮影が可能。撮影モードは充実している

このように画面を最大5つまでのエリアに分け、それぞれのエリアに何を表示させるかを設定できる