現在、ネット上で起きている出来事を普段の生活の中で知る方法はあまりありません。携帯電話へ通知するサービスが増えてきたことで、例えばmixiにメッセージが届いた場合など、携帯電話のメールである程度ネット上の出来事を知ることができるようになりました。
しかし、多くの人は携帯電話のメール機能を普段のコミュニケーションにも使うため、友人からの飲みの誘いなのか、ネット上で起きた出来事の通知なのか、携帯電話をポチポチ操作するまで分からないのが問題です。このような不便を解消するために、通知の機能だけに特化した単純なネットワーク・ガジェットが欲しいと思い、企画しました。
このような考え方は、ヒューマンインタフェースの研究分野ではアンビエントなインタフェースを持つ情報アプライアンスと呼ばれるもので、ユビキタスコンピューティングの考え方の1つになっています。アメリカではMITのMedia Labなどで研究が進んでおり、日本では筑波大学のIPLABや慶応大学の安村研究室などが有名です。
koress projectとは?
筆者が活動しているkoress projectは、知り合いの企画屋さんや技術屋さんが集まって趣味で物作りを楽しんでいる社会人サークルです。
赤色灯の開発は、筆者がメンバーとお酒を飲んでいたときにふと上記のような話をもちかけたのがきっかけです。実際、開発には多くの方のご協力をいただいていて、はらやん氏・田辺氏が電子回路の設計・製作を担当し、おかじ氏・三塚氏がプロモーションの調整などを担当しています。筆者は全体の企画のほかWebシステムの構築を担当しています。