さらに会場ではもうひとつ大きな発表が行われた。それは世界各国のチャンピオンが参戦する。これは12月8日と12月9日に静岡グランシップで行われる「ミニ四駆GP年間チャンピオン戦」の静岡大会と併せて行われるもので、現在までにタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、韓国、中国(香港)の6カ国が参戦を表明。世界各国の予選を勝ち抜いた代表選手と日本の選手が対戦し、優勝者にはワールドチャンピオンの称号が与えられる。ミニ四駆の世界大会は1991年に一度だけ香港で参加され、このときは日本の小学生代表選手が出場したが、日本国内での開催は初めて。また大人も参加可能な世界大会としても初の試みとなる。

現在、ミニ四駆は世界20カ国以上で発売され、アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』もアジア圏やイタリア、スペイン、ポルトガルなど世界15カ国で放送されている。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の作中でも描かれたミニ四駆世界大会が、今回のワールドGPの開催でついに現実のものとなる。レース内容や各国代表選手については、随時公式サイト「ミニ四駆オンライン」で紹介が行われる。

ミニ四駆関連のイベントや競技会も9月から12月にかけて全国約150カ所で開催予定。競技会場では歴代マグナムスペシャルキット4種、バイソンマグナム、ロデオソニックを購入、またはパッケージのバーコードと引き換えで「歴代マグナムの限定ブラックボディ(1種類)」のプレゼントを行う。ボディの種類は会場によって異なる。また、タミヤではこれからの学園祭シーズンに合わせて、大学などに無料でコースを貸し出すサービスも実施中。申し込みは公式サイトまで。

9月29日発売の「マグナムセイバースペシャルキット(+ソニックセイバーボディ)」。ミニ四駆のパッケージとしては、初めてアニメのイラストを使ったものとなる

10月24日発売の『爆走兄弟レッツ&ゴー!! DVD-BOX』。映像特典やブックレットのほか、オリジナルフィギュアやミニ四駆のダイキャストミニカーなどが付属する

『レッツ&ゴー!!』のころ、各国のミニ四駆という設定で雑誌掲載用に制作された貴重なモデル。ワールドGPでもバラエティ豊かなマシンが登場するかも!?

プレスカップには、よしもとミニ四駆ボーイズも参戦。左から囲碁将棋の文田さん、こりゃめでてーなの伊藤さん、クレオパトラの桑原さん

競技会や学園祭、そして年末の年間チャンピオン戦にワールドGPと、熱い夏を過ぎてもなお熱気が高まるミニ四駆。なかでも『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の時代に親しんだファンにとっては、これからがシーズンまっさかりと言えそうだ。

<ミニ四駆 マグナムGP 2007>
日程 会場
9月22日(土)、23日(日) ツインメッセ静岡(モデラーズフリマ in SHIZUOKA会場)
9月29日(土)、30日(日) カレスト幕張
10月13日(土)、14日(日) 幕張メッセ(全日本模型ホビーショー会場)
10月21日(日) タミヤ本社
11月23日(金・祝)、24日(土) ツインメッセ静岡(タミヤフェア2007会場)
<ミニ四駆GP年間チャンピオン戦>
日程 会場
12月2日(日) 東京・品川シーサイドフォレスト
12月8日(土) 静岡・グランシップ(ワールドGP第1戦)
12月9日(日) 静岡・グランシップ(ワールドGP第2戦)
12月16日(日) 大阪・WTCコスモタワー