韓国のポータルサイトの中には、現在どんなキーワードが検索に多く利用されているのかを把握できる「人気検索語ランキング」が公表されているところがある。以前は、通常の人気キーワードやドラマ名など、ランクキングの種類がそれほど多くはなかったが、最近では「~する方法」「~へ行く方法」というかたちで検索されたキーワードのランキングや、性別・年代別の検索語ランキングなど、ランク付けの種類が多様化している。そんな人気検索語ランキングの機能をさらにグレードアップしたサービスが、ポータルサイト「Daum」から発表された。
検索語を多角的に把握できる
Daumを運営するDaum Communicationは、同サイト内で検索された検索語を通して、詳細内容や検索動向をつかむことができる「Daum 検索トレンド」をオープンしたと発表した。
Daum 検索トレンド内では、人物からテレビ番組、本、ショッピングにいたるまで、カテゴリが大別されており、そのカテゴリの中にさらに詳細に分類した"子カテゴリ"がある。その子カテゴリに属している検索語に関して、30位までのランキングをはじめ、最近6カ月間のランクの推移、検索者が住む地域や年齢、性別、検索語に関連するニュースを1つのページ上で把握することができる。
たとえば「人物」カテゴリに入ると「韓国俳優」「作家」「異種格闘技選手」「政治家」などの子カテゴリが現れる。この中に「日本の俳優」もあるので、そこを見てみると、9月4日時点では「たまきひろし(玉木宏)」というキーワードが1位になっていた。
ちなみに、2位は「うえのじゅり(上野樹里)」、3位は「きむらたくや(木村拓哉)」。同ページには30位までのランキングが表示されている。
「たまきひろし」というキーワードに関する詳細データを表示してみると、主要検索者層を表す円グラフから、10/20代の、ソウルおよびその均衡の京畿道に住んでいる女性がもっとも多く検索していることが分かった。
一方、最近6カ月のランク付けの推移を表す折れ線グラフを見てみると、「たまきひろし」が8月に入って急に1位に浮上している。折れ線グラフの下に2行程度で表示されている、検索語に関連するニュースの欄には、8月初旬に彼が韓国を訪れるというトピックスがあり、「たまきひろし」の急浮上は彼の訪韓とほぼ同じタイミングであることがわかる。韓国でも人気の玉木宏氏が韓国を訪れるとあって、ファンを中心に検索される機会が増えたと推測される。