「Microsoft Habu Laser Game Mouse」(価格8,200円)はPCゲームプレイヤー向けに開発されたマウスだ。開発に当たっては米国のゲーム用周辺機器メーカーRazerが深く関わっている。マウスの造形はMicrosoft製品の姿だが、ボディサイドに回り込んだクリアパーツが青く光る仕掛けや、ユーティリティソフトで動作を細かく調整できる機能はRazer製ゲーミングマウスの共通点である。
Razerは世界の対戦ゲームプレイヤーに人気のメーカーであり、ゲーム大会で上位を独占していた個人のゲーマーと世界で初めてプロスポンサー契約を結んだ企業としても知られている。MicrosoftはRazerのブランド力を理解しており、Razerが関わったことを隠さず、むしろブランド力向上に使っている。
HabuのボディはMicrosoft流で安定感を重視している。ベーシックなマウスの数倍もする高価なマウスだけに、クリックボタンは滑りにくいラバー加工を施した。ホイールボタンの手前に2つの機能ボタンがあり、サイドボタンも左側に2つ。これらのボタンはユーティリティソフトを使って機能を割り当てられる。
サイドボタン付きパネルは交換パーツが付属しており、ボタンの位置を選択できる。マウスをすっぽりと手で覆う人ならボタン位置が前のタイプ、筆者のように主にマウスの後ろをそっと支える人はボタン位置が後ろにあるパネルを使う。パネルの交換はドライバ不要で、マウス裏面の四角いボタンを押せばパネルが勢いよく飛び出す。取り付けはツメを合わせてはめ込むだけだ。「ゲームソフト、オフィスソフトなど用途に合わせてボタン位置を変更する」という使い方もできる。