モバイルTV用チップセット評価ボード - コーンズ ドッドウェル

コーンズ ドッドウェルのブースでは、海外向けモバイルTV/デジタルラジオ用チップセット「Paradiso 1 FS1030」を搭載したParadisoファミリ評価ボード「Paraglide」を展示していた。なお、同製品はデジタルオーディオとモバイルTVのデバイスメーカである英Frontier Siliconが開発したものである。

「Paradiso 1 FS1030」はT-DMB(Terrestrial-digital media broadcasting) / DVB-H(Digital Video Broadcasting for Handheld)/DAB(Digital Audio Broadcast)向けのチップセットである。パッケージは132ピンのTFBGA(外形寸法は8×8×1mm)。コア電圧は1.2V、I/O部分の入力電圧範囲は1.8~3.3Vである。

Paradisoファミリ評価ボード「Paraglide」は、モジュール基板として「Paradiso 1 FS1030」を搭載した「Paradiddy」、T-DMB用トランシーバIC「Apollo FS1110」を搭載した「Livid」、「FS1030」と「FS1110」の両チップセットを搭載した「Spartar1-AP」、米Broadcom製DVB-HチューナIC「BCM2900」を搭載した「Broadcom BCM2900」の利用が可能である。モジュール基板を交換すれば、Paradisoの今後のバージョンへも対応できる。

Paradiso 1は日本のモバイルデジタル放送規格であるISDB-T(Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)に対応していないが、Paradiso 4で対応する予定だという。

「Paradiso 1 FS1030」が搭載されたParadisoファミリー評価ボード「Paraglide FS1030-EV」