特製ビールも配布、和やかな雰囲気でスタート
10日、Adobeの最新テクノロジーであるAIR(Adobe Integrated Runtime)の開発者が一堂に会するイベント、「Adobe AIR Developers Night 2007」が開催された。AIRは、以前から「Apollo」というコードネームで注目されていた、Adobeの次世代RIAテクノロジー。これまでのアプリケーションが持つ常識を変えるような美しいGUIアプリケーションを構築できる可能性と、既存の標準技術を最大限尊重したことによる高い生産性が受け、幅広い層からの熱い期待を一身に集めている。
今回開催されたAdobe AIR Developers Night 2007は、Apollo α版の発表後に行われた同様の開発者向けイベント、Apollo mini Camp@Tokyoの流れをくむもので、開発者にとってAIRがより身近になり、アドビと開発者、もしくは開発者同士の交流を深めるために企画されたもの。
今回のイベントは有料であったにも関わらず非常に多くの観衆が詰めかけた。スタッフはほぼ全員がカジュアルウェア、会場ではロゴ入りのビールが配られるなど、「堅さ」とは無縁の雰囲気の中でイベントは進行した。
Adobe AIR Extension for Flashを世界で初めて披露
今回のイベントの総合司会を務める、アドビシステムズの小島 英揮氏による乾杯が済むと、次はAIRの最新動向を伝えるセッション。β版の機能の紹介のみならず、米国Adobe Systems本社からもゲストスピーカを呼び、世界初公開となる、Flashに対するAIRエクステンションのデモを行った。