民家が一つの放送局になっていた

「もともとは、ホントに普通の一軒家だったんですよ」と山城さん。それをひかり荘立ち上げのため、リフォームしたとの事。番組のリアル感を追求したいという狙いから選ばれた。なるほど、外見だけではなく家の中も生活感が溢れており、友達の家に遊びに来たという感覚になる。

出演者やスタッフの靴が無造作に並べられている

下駄箱の上には、出演者が置いていったと思われる告知用のチラシ類が

せっかくお邪魔したのだから、この日放送予定の「ネットレシピ挑戦バラエティー レーシーピー」の生放送に密着させていただいた。「~レーシーピー」は、インターネットで掲載されているレシピで誰でもおいしく作れるのかを検証する料理トークバラエティー。毎回、タレントや芸人が生放送中にレシピ通りに料理を作り、出来上がったものを出演者が食べておいしくできたのかを検証する。今回の挑戦者はレギュラーの2人。試食し、判定を下すのは石田靖と大山英雄。

「ネットレシピ挑戦バラエティー レーシーピー」は不定期で放送。次回は6月28日放送予定

今回、レギュラーが挑戦したレシピは「鶏肉のインボルティーニ」(レシピはこちら)。調理工程は複雑ではないが、焼き方がポイントになりそうだ。レギュラーは料理番組が初めてとの事。果たして、無事おいしく作ることができるのか? また、そもそもレギュラーはスタッフ任せにせず料理をちゃんとするのか?

生放送がスタート!

「僕ら何にも聞いてないんですけど」と、不安そうだった2人だが、松本が絶妙の包丁さばきを見せる。これは、期待できそう

と、思いきや、いきなりつまみ食いを始める松本

西川は調理用のワインを一気飲み。大丈夫か?

地上波の番組と決定的に違う"ゆるさ"と双方向性

地上波の料理番組で見られる演出や編集は一切なく、ひたすら調理の模様を映し続けるが、芸人たちのトークを挟みながら進行していくので、飽きることはない。現場では、料理のアシスタントはつかないため、調理のすべてを自分たちがやる。これはなかなか大変だが、視聴者からしてみれば臨場感たっぷりの映像を楽しむことができる。これまでに3回放送されたが、「2回目の放送で、さとう珠緒さんがパエリアを作ったんですが、ご飯にターメリックをかける際に瓶に入ったターメリックを全部振り掛けてしまったことがありました。味は良かったんですが、明らかに入れすぎで試食した出演者の皆さんもさすがに苦笑してました」(山城氏)。こんなハプニングも生放送ならではだろう。

また、レギュラーが調理している間、石田と大山は、番組掲示板に書き込まれた視聴者からのメッセージや質問を読み上げ、メッセージにまつわるトークを展開。また、トーク中、地上波では放送されない芸能界の裏話や、吉本芸人の素顔も語られるのが魅力だ。石田が、芸能界での処世術の秘訣や、さとう珠緒の素顔を暴露したかと思えば、大山は吉本芸人が住む豪邸の話を披露するなど、ファンでなくても楽しめるのがいい。

視聴者からのメッセージを一つ一つ読み上げていく石田と大山

加えて、地上波の番組では有り得ない"ゆるさ"も番組の特徴だ。出演者たちはかなり自由に番組を盛り上げている。

学生時代、プロレスをやっていたというレギュラーのマネージャーといきなりスパーリングを始める石田。もちろんOA中

自分が紹介された雑誌をちゃっかりPRする石田

キッチンでは、イシバシハザマの石橋が飛び入り参加!

ケータイのメールを確認する石田。いや、OA中なんですけど……