BenQはWM6 Standard Editionを搭載したE81、E72を展示していた。T80はキーパッドのバックライトと本体前面 / 側面にピンクのアクセントを、E72は背面を中心に赤いカラーを採用している。画面は表面を光沢のある透明プラスチックで覆っており、丸みを帯びたフォルムにするなど女性向けのアクセサリのような雰囲気を出している。
基本スペックは両者同一で、CPUはTI OMAP 260MHz、GSM 4バンド、Wi-Fi、Bluetooth 2.0対応などとなっている。また、T80はNFC(Near Field Communication、非接触型近距離無線通信規格)に対応しており、台北の交通機関で利用されているICカード乗車券などの対応が予定されているとのこと。一方、E72はスマートフォンながら1cm程度という薄さが特徴だ。いずれの製品も今年後半に市場投入が予定されている。
同社はSiemensとの合併後、販売シェアで大手5社から大きく引き離されている。特に高機能端末の開発では出遅れており、WM6 Standard Editionを携帯電話のメインプラットフォームとすることでシェア回復を図りたい考えだ。