DDR3 Status - Others
いつものShow Case会場だと、Technology Boothにメモリ関連ベンダーがいくつか集まっている筈だが、今回は参加したメモリ関連ベンダーがSamsung/Hynix/Qimondaのみ。しかもSamsung/HynixがそれぞれSponsorな関係で、メモリ関連のTechnology Boothが存在しなかった。それでも一応Intel自身が"DDR3 for Mobile PCs"というブースを設けたのだが、この有様である(Photo13)。仕方なく、何も無いブースを撮影していたら担当者が飛んできて「ちょっと待て、モノはある」とか言いながらこれが出てきた(Photo14)。「ここはMobile DDR3のブースだよね? なんでSO-DIMM無いの?」と聞いたら、「SO-DIMMはSamsungのブースで展示している」という返事が。
Photo13:ちなみにこれは初日午後の様子。前日のPreview段階ならともかく、正式にオープンした後なのに、これである。 |
Photo14:たったの14枚。殆どの製品はPC3-8500 CL7 1GBだったが、OCZはPC3-12800(DDR3-1600)のCL7と銘打ってあった。CL7というあたり、PC3-8500のオーバークロック版と思われる。 |
そのSamsungのブースは積極的にDDR3の展示を行っていた(Photo15)。1GbitのDDR3-1333のチップサンプル(Photo16)ほか、1GB DDR3-1333 Unbuffered DIMM(Photo17)、2GB DDR3-1333 Unbuffered DIMM(Photo18)、2GB DDR3-1066 Registered DIMM(Photo19)、1GB DDR-1066 Unbuffered SO-DIMM(Photo20)などを展示していた。また、デスクトップ用マザーボードに、通常のUnbuffered DIMMとアダプタ経由のSO-DIMMを1枚づつ装着しての動作デモも行われていた(Photo21)が、確かデモは「1333MHz動作」をアピールしてた筈なのに、装着されているのがPC3-6400(Photo22)というあたりが不思議であった。また、別の場所では1600MHz駆動のデモをしていたという話はこちらでも触れたが、この際に利用されていたメモリはMicronのものだそうだ(Photo23)。
Photo15:Samsungにおける展示内容。一番積極的、というよりもSamsung以外は殆どDDR3の展示を行っていなかった、というほうが実情に近い。 |
Photo16:ただ表面に何も刻印がないので、DDR3-1333と言われても「はぁそうですか」としか言い様がないのだが。 |
Photo17:DDR3-1333 1Gbitチップ×8で1GB容量。ガーバー表面のルーティングパターンや、ガーバー右端の終端抵抗と思しきパターンが独特である。 |
Photo18:こちらもDDR3-1333ながら両面実装で2GBとなっている。右端の終端抵抗らしきもののパターンが異なっているのが判る。 |