次にGreen氏は開発者に向けて2つのプロダクトを紹介した。1つめがNetBeansの次期バージョンであるNetBeans 6で、これにはJRubyやJavaScriptといった動的言語のサポートや、より進化したGUIビルダ、新しいエディタなどの新機能が含まれる予定となっている。NetBeans 6は現在プレビュー版が公開されている。
もう1つのプロダクトは、オープンソース版のJavaである「OpenJDK」で、このGeneral Sessionでの発表をもって正式リリースがアナウンスされた。Sunは昨年12月にJavaのオープンソース化を決定しており、その成果物をOpenJDKとしてリリースすると発表していた。この作業はOpenJDKプロジェクトによって進められ、Green氏はそれをリードしたDoug Lea氏、Fabiane Nardon氏、Simon Phipps氏、Mark Reinhold氏、Dalibor Topic氏に謝辞を述べた。
OpenJDKはGPLv2に基づいて配布され、開発者向けの互換性テストキット(TCK: Technology Compatibility Kit)も付属する。Green氏はOpenJDKプロジェクトのメーリングリストに対し、General Sessionの壇上からリリースのアナウンスメールを送信するというパフォーマンスを行い会場を沸かせた。