国内外の健康関連企業約650社が集まった「健康博覧会2007」(以下、健康博)が、3月28日~30日の日程で東京ビッグサイトで開催された。主催はCMPジャパン。3日間の来場者数は延べ48,179人で、「メタボリックシンドローム」や「アンチエイジング」を扱った商品などが多数展示され、来場者の関心を集めていた。今回のイベントの詳報をリポートする。
メタボリックシンドロームを自動診断
今や国民的話題のメタボリックシンドローム。会場では"メタボ"をうたった商品やサービスが多数展示されていた。ミトラは、健康診断の検査データを入力することで、メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病のリスクを自動判定するシステム「メタボリックカルテ」を四国電力総合健康開発センターと共同で開発した。インターネット上で診断結果などを確認することができるため、検診者が日々の健康管理に利用できるとしている。価格は、従業員が多い企業向けの「サーバータイプ」で、500万円から。また、中小企業向けに「ASPタイプ」もあり、年間500人以上の場合は月額50,000円、年間50~500人の場合は月額35,000円、年間50人までの場合は月額20,000円となる。
あなたは血液サラサラ? それともドロドロ?
健康科学研究会は、採血をせずに毛細血管の状態が見られる装置「血管美人 VIDEO MICRO SCOPE/SC-7」を開発した。左手薬指に特殊光線をあてた状態でモニターを見ると、毛細血管内の血が流れる様子を確認することができるという。目で自分の血流がドロドロかサラサラか確認できることから、体験者からは驚きの声が上がっていた。
「血管美人」シリーズは、第24回優秀発明賞の日本弁理士会近畿支部長賞を受賞した実績もある。シリーズ累計で約500台を販売。メーカー希望小売価格は312,900円。