Fluxboxはこのサイトからダウンロードすることができる。ソースコードのtarballとbz2ファイルが公開されているほか、NetBSD、OpenBSD、Debian、Fedore/RedHat、Slackware、Sparc、SUSE用の各パッケージが用意されている。また、FreeBSDの場合はportsコレクションのx11-wm/fluxbox/ディレクトリからインストールできる。

起動方法は通常のウィンドウマネージャと同じで、~/.initrcや~/.xsessionにfluxboxコマンドを実行するようにリスト1のように記述すればよい。

リスト1 ~/.xinitrc(または~/.xsession)を編集

exec /usr/local/bin/fluxbox

はじめてFluxboxを使う場合は、Xウィンドウを起動する前にホームディレクトリに.fluxboxというディレクトリを作成しておく(プロンプト1)。ここにFluxboxの各種設定ファイルが保存される。

プロンプト1 ~/.fluxboxディレクトリを作成

% mkdir ~/.fluxbox

あとは通常通りにXウィンドウを起動すればよい(プロンプト2)。

プロンプト2 Xウィンドウを起動

% startx

Fluxboxは非常にシンプルなウィンドウマネージャなので、デフォルトの状態だと図1のように非常にシンプルなデスクトップが表示される。下部に表示されているのがツールバーで、ツールバーの左端にワークスペースの切替ボタンが、右端に時計が表示される。ワークスペースの切り替えはホイールマウスのホイールを回転させることでも行える。

図1 デフォルトのデスクトップ

アプリケーションはデスクトップ上で右クリックしたポップアップメニューから起動する。起動したアプリケーションはツールバーにアイコンが表示されるようになる。図2はいくつかのアプリケーションを起動した様子だ。右上に小さなアイコン型のアプリケーションが並んでいるが、これについては後ほど説明する。

図2 ツールバーに起動中のアプリケーションが格納される