宮原(みやばる)司令制御精密レーダー用コンソール。JAXA内之浦宇宙空間観測所の宮原司令制御精密レーダーは、Mロケットの開発計画にあわせて1964年から設計が始まり、1967年に完成した日本初の精密級自動追跡レーダーである。計算機のソフトウェアに専門に関わる技術者が多くない時代に、コンピュータシステムを導入した最初のレーダーだった。「おおすみ」を載せたL-4S-5号機から、小惑星探査機「はやぶさ」を含む、Mロケットをはじめ内之浦宇宙空間観測所から打ち上がる全てのロケットの追尾に、フライトオペレーションの要として使用され、2010年8月31日のS-520-25号機打ち上げを最後に廃局された (所蔵:国立科学博物館)
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