左の表は2kBと小さなデータのAllreduceのレーテンシの測定結果。8カードまでは9μsと高速である。クロスシャシーとなる16カード、32カードではそれぞれ30μs、36μsとレーテンシが伸びているのはシャシー間を接続するケーブルの遅延が効いていると思われる。右の表はデータサイズを変えてAllreduceのデータ伝送速度を測定したもので、1MBのデータで8チップの場合は68.7GB/sに対して32チップでは39.9GB/sに低下している。これはチップ数が増えて通信回数が増えたことによると思われる。128GBの場合は、データ量が大きいので、チップ数の違いは目立たなくなっていると思われる
京をはじめとする日本勢もTOP500に代表されるランキングの上位に多く入ることで注目を集めるほか、人工知能(AI)やディープラーニングでも活用が進むなど、さまざまな用途で活用されるようになったスーパーコンピュータに関わるホットな話題を詳細な説明付きで紹介します。