色の類似度の数学的な定義(例は3原色)。色について評価する上では、輝度情報を揃える必要があるため、赤・緑・青を合わせた輝度を1にそろえる(規格化)。すると、すべての色は球の表面に展開される。ここで、色が近いとは、平面上の距離が近いということになる。この表面上で一定の距離以上に離れている色同士は別の色であると判断する。同じ神経細胞に由来する神経突起断片は、同じ色の組み合わせで標識されているため、それぞれの色情報は、この表面上で近くにまとまって分布すると推測される。dCrawler法を用いると、距離が一定の閾値未満のものをグループ化できる。QDyeFinderでは7原色で表現された神経突起の色情報を同様の手順でグループ化し、同じ神経細胞由来の神経突起同士をクラスター(1つの神経細胞)としてまとめることが可能(出所:九大プレスリリースPDF)
企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。