今回の研究から示唆される蚊の吸血停止行動。血中のATPは吸血開始と共に蚊に摂取され、吸血促進シグナルとして作用し続ける。一方FPAは、吸血開始直後は血中濃度が低く、血液凝固反応と共に増加する。蚊は何らかの受容機構によりFPAを「吸血停止シグナル」として感知することで、吸血を始めてからのおおよその時間を認識し、順調に吸血を遂行できなかった際に吸血をやめるような仕組みを備えていると考えられるとした(出所:共同プレスリリース)
企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。