今回発見された電場誘起ロッキング・カーブ効果の概念図。レーザー光の電磁場の影響により、電子ビームは振動運動を示す。レーザー光の電磁場は超高速で振動する交流電場なので、アト秒電子ビームの試料への到着時間(レーザー光との時間差に対応)によって、試料への入射角度(図中の太い青矢印)が変化。入射角度がブラッグの法則を満たす角度に近づけば(例として右側の図)回折強度は強くなり、逆に離れれば(例として左側の図)同強度は弱くなる。この回折強度の変化は、レーザー光の1周期より十分短いアト秒の時間スケールで起こる (出所:理研Webサイト)
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