2次元の強相関量子多体模型における計算時間の見積もり。いずれの模型においても、論理量子ビットを100個程度活用する計算において量子優位性が発生している。今回の研究では、古典コンピュータの規模に応じて、量子アルゴリズムの「並列化」が可能であること、それにより大幅な高速化が見込まれることが明らかにされた。また古典コンピュータに関しても、CPUに基づくスーパーコンピュータではなく、GPUに基づく計算を実行すれば、数十倍程度の高速化が予想されるが、量子優位性の発生領域に大幅な変化はない(出所:東大プレスリリースPDF)
京をはじめとする日本勢もTOP500に代表されるランキングの上位に多く入ることで注目を集めるほか、人工知能(AI)やディープラーニングでも活用が進むなど、さまざまな用途で活用されるようになったスーパーコンピュータに関わるホットな話題を詳細な説明付きで紹介します。