(a)金ナノディスク(GND)単独の吸収スペクトルのGND数依存性(縦軸:吸光度)。(b)パラボラ型光共振器(POR)単独の吸収スペクトルのパラボラ構造の半径(r)依存性(縦軸:吸光度)。(c)POR)上に61個のGNDを配置した際の吸収スペクトルのパラボラ構造の半径(r)依存性(縦軸:吸光度)。破線はフィッティングによって求められたモード結合の上枝と下枝(P+、P-)。(右上挿図)モード結合のエネルギー模式図。吸光度が高いほど光捕集効率が高いことが示されている。(a)の縦軸の目盛りは(b)と(c)の50分の1であることから、PORと組み合わせることでプラズモンの光捕集効率が大きく増大していることがわかる。また(c)から、プラズモンとPORが相互作用して上枝と下枝に分裂したこと、それがPORのサイズに伴って波長シフトしていることがわかる。これらはいずれも、「モード結合」を形成したことを支持する結果とした。(出所:東北大プレスリリースPDF)
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