量子のデータをエラーから守る手法の変遷。(左)初期の手法。単純符号の繰り返しなので計算は簡単だが、大量の量子ビットを入れ子にして守れるのは量子ビット1個だけなので、非効率的だ。(中央)近年主流の手法。守る量子ビット1個当たりに追加する量子ビットの数は少なくて済むが、複雑な符号に守られたデータのために複雑な処理が必要となり、計算速度が大きく低下してしまうことが課題だった。(右)今回の提案手法。初期の入れ子構造の考え方を採用しつつ、1個ではなく複数個の量子ビットを守る符号を重ねることで、必要な量子ビット数を抑えつつ、計算処理速度の低下も防げるのが特徴(出所:JSTプレスリリースPDF)
京をはじめとする日本勢もTOP500に代表されるランキングの上位に多く入ることで注目を集めるほか、人工知能(AI)やディープラーニングでも活用が進むなど、さまざまな用途で活用されるようになったスーパーコンピュータに関わるホットな話題を詳細な説明付きで紹介します。