イモリ(上段)とマウス(下段)の健常腱(左列)と完全切断後12週後の治癒再生組織(右列)のnmスケールの透過型電子顕微鏡像。黒い点はコラーゲン分子が集合した微細なコラーゲン原線維。イモリの健常腱は直径約45nmの原線維によって構成され、再生腱も同様だった。一方でマウスの健常腱は直径約30nmと150nmの2種類の原線維で構成されるが、治癒組織は直径約45nmの原線維のみで構成されていた。つまり、マウスは健常腱とは異なる原線維を作り、それを使って治癒組織を作っているのに対し、イモリは健常腱と同じ原線維を作って再生していることがわかった(出所:共同プレスリリースPDF)
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