(A)従来材料と、新材料のイオン伝導性比較。新材料は低温0℃で、従来材料の室温25℃の特性に相当する伝導率。さらに低温の-30℃以下の温度では、電解液とのイオン伝導性の差が顕著になる。(B)今回発見された新材料の基本組成の物質Li9.54Si1.74P1.44S11.1Br0.3O0.6の結晶構造。構造解析に用いられた中性子回折データは、原子の振動が抑えられ精密な解析に有利な極低温(-269℃)で測定された。黄色の球体は陰イオンの位置で、この場所に酸素、臭素、硫黄がおおよそ等しい割合で存在する、非常に不規則性の高い構造が解明された。一方、狙い通り(従来材料と同様に)、青い球体の配列で示される一次元のLiイオン伝導経路は保たれていた。(出所:東工大プレスリリースPDF)
電力クライシスに備えよ! 世界の潮流から読み解くデータセンターの今 第5回 日本のデータセンターでもSDGsを重視した取り組みを
名大など、次世代燃料電池向け電解質材料の新設計コンセプトを発表
栃木県さくら市にホンダが建設した全固体電池のパイロットライン、2025年1月より稼働開始
Honda、次世代燃料電池システム専用の新工場立ち上げを決定
科学大、高導電性カーボンブラックの大量合成に成功。CO2リサイクル技術を前進
太陽光発電や風力発電、スマートエナジー、SiC、GaNなどの次世代エネルギー技術に関する話題をお届けします。