国立天文台など、M87銀河中心のブラックホールからのジェットの磁場を推定

M87ジェット中の磁場強度の分布図。横軸は巨大ブラックホールからの距離、縦軸は磁場強度。黒い部分が今回の研究で推定された、M87ジェット下流での磁場強度の分布だ。灰色の斜線部分の実線は、ジェット上流方向の結果の上限と下限の外挿。破線は、巨大ブラックホールに近い領域で、ジェット半径プロファイルの傾きが急であると仮定した磁場分布。斜線部のない実線は、2ミリ秒角以内のブラックホールにより近い領域で、高速に加速されると仮定した場合の磁場分布の上下限。点線は、結果の最大値がジェット下流域に外挿されたもの。マーカーは先行研究によって推定された磁場強度。(c)Ro et al. 2023(出所:NAOJ VERA Webサイト)