甘味受容体は、2つのサブユニット「TAS1R2」と「TAS1R3」が二量体(複合体)を形成し受容体として機能する。甘味受容体TAS1R2/TAS1R3は、細胞膜に発現し、細胞外に長いN末端ドメイン、システインを含むCリッチドメイン、そして7回膜貫通ドメインから構成される。甘味物質や甘味抑制物質の結合サイトの同定は進んでいるが、どのように活性化・不活性化するのかは謎のままだった。今回TAS1R3の膜貫通ドメイン(点線)の構造変化が予測された(出所:九大プレスリリースPDF)
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