(上)仮想的なフェーズドアレイ気象レーダネットワーク。赤点はフェーズドアレイ気象レーダが設置された17の地点、オレンジ色の影によりレーダの観測範囲が示されている。(下)2020年7月4日午前4時(日本時間)を初期時刻とした1時間先の雨粒量の水平分布。(a)線状降水帯をうまく再現しないシミュレーション結果(NO-DA)。(b)通常用いられる気象レーダによる5分ごとの観測データが用いられた実験(5MIN)。予測は改善されなかった。(c)フェーズドアレイ気象レーダによる30秒ごとの観測データが用いられた実験(30SEC)。予測が改善された。(d)本研究における正解データ。赤・紫になるほど強い雨が表されている (出所:理研Webサイト)
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