NV中心。ダイヤモンドに不純物や格子欠陥が入ると、光学的性質が変わってさまざまな色がつく。この欠陥構造は「色中心」(カラーセンター)と呼ばれ、処理条件によって選択的に形成できる。NV中心はその一種で、ダイヤモンド中で炭素原子から置き換わった窒素原子と、炭素原子が1つ欠損した空孔とが隣接した構造をしている。空孔内の電子や窒素原子、炭素同位体原子の核子は特有のスピンと呼ぶ量子的な特性を持ち、それぞれ電子スピン、核スピンと呼ばれる (出所:横浜国大プレスリリースPDF)
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